<あらすじ>
敗戦の色濃い昭和20年春。両親を失ったばかりの紙屋悦子は、鹿児島の田舎町で慎ましい毎日を送っていた。ある日兄は悦子に見合い話を持ってきた。悦子は密かに兄の後輩・明石少尉に思いを寄せていたのだが、その見合い話の相手はなんと、明石の親友・永与であった。最初はとまどう悦子だったが、永与の真摯で誠実な態度に少しずつ心を開いていった。そして永与の不器用なプロポーズに「はい」と応える悦子。だが、そんな彼女に衝撃的な事実が知らされる。明石が特攻隊に志願し、間もなく出撃すると言うのだ…。
<みどころ>
2年前、『父と暮せば』で世代を超えた感動の渦を巻き起こし、数々の映画賞を受賞した黒木和雄が、ふたたび戦争による悲劇の中を生き抜く庶民の姿を描いた最新作が完成しました。原作は岸田國士戯曲賞、読売文学賞などを受賞し、今もっとも注目されている劇作家のひとり、松田正隆の傑作戯曲。戦後60年という時を経て、現代を生きる人々に「戦争」という決して忘れてはならない記憶を熱く問いかけます。ヒロイン・紙屋悦子役には『サヨナラCOLOR』『大停電の夜に』など話題作への出演が続く原田知世。彼女を愛する海軍航空士官・永与少尉に『隠し剣 鬼の爪』の名演技が記憶に新しい永瀬正敏。 |

監督:黒木和雄/出演:原田知世、永瀬正敏、松岡俊介、小林薫、本上まなみ 他/2006年/日本映画/配給:パル企画/オフィシャルサイト |