奇才・橋口亮輔6年ぶりの復活作は、ささやかだけど大きな愛の物語。
<あらすじ>
「お、動いた!」小さくふくらんだお腹に手を当て、翔子は法廷画家の夫・カナオとともに、子を身籠った幸せを噛みしめていた。しかし、そんなふたりを突如として襲う悲劇…初めての子供の死をきっかけに、翔子は精神の均衡を少しずつ崩していく。うつになっていく翔子と、彼女を全身で受け止めようとするカナオ。困難に直面しながら、一つずつ一緒に乗り越えていくふたりの10年にわたる軌跡が、1993年冬からの約10年間という時代背景のなかで、実際に起きたさまざまな社会的事件を織り込みながら描かれてゆく。
<みどころ>
カンヌ映画祭で注目を集めた『ハッシュ!』以来6年の沈黙を破り、奇才・橋口亮輔が再びメガホンをとった。決して離れることのないふたりの絆を通じて、ささやかだけど豊かな幸福感に包まれるラブ・ストーリーとして結実した。憂いのある存在感で人気の木村多江と、多分野で活躍する才人リリー・フランキーが主役の夫婦を演じる。橋口監督いわく「ふたりのドキュメンタリーを撮るつもりでのぞんだ」という、ともに映画初主演の2人のリアルな演技に注目だ。倍賞美津子、柄本明らベテランに加え、寺島進、八嶋智人らの個性派が脇を固めている。
©2008『ぐるりのこと。』プロデューサーズ
言葉でも態度でもない、深い愛を感じました。
ぶんさん<会社員・25才>
「いいじゃない。好きな人にたくさん好いてもらえば」多くの人、多くの出来事に翻弄されながら生活して、誰もが「うまくやりたい」といつも不安を抱いている。そんなモヤのかかった気持ちを、ふり払ってくれた一言でした。何もしないけどそばにいる。そばにいるだけで暖かくなる。翔子の心の揺れは、女性なら共感してしまうはず。カナオの暖かさにふれれば、悩んでいたことも前向きに考えられると思います。言葉や態度だけではない、深い愛情を多くの人たちが感じられる作品だと思います。
(C)2000-2008 Pado Corporation. All rights reserved.